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BNR32 GT-R 標準車(前期型/中期型)、NISMO
ニッサンスカイラインBNR32 GT-R

  - 1989年8月モデル
  - 1993年2月モデル
  - 1994年2月モデル(VスペックII)

R32 GT-Rシリーズの中で、もっともピュアなGT-Rと言えるのが、'91年8月までに生産された前期型だ。というのも、中期型以降は衝突安全基準の変更に伴って、サイドインパクトビームなどが追加されたため、車重が50kgも増加してしまうからだ。ちなみに、前期型の車重は1430kgで、最新型のR34GT-Rに対して、実に100kg以上も軽い。また、シリンダーブロックの肉厚が均一で、ドラッグレース仕様などのハードチューンを施すベースとしてよく使われる初期型のRB26DETTを搭載しているのも特徴。酷使するとクラックが入ってしまうドリルド・ブレーキローターが、弱点といえば弱点か。

中期型は1991年8月から1993年2月まで、1年半にわたって生産された。
初となるマイナーチェンジの主眼は安全性の向上で、側面衝突に対応するサイドインパクトビームがドアに内蔵された他、運転席エアバッグがオプション設定された。前期型で「暗い」と不評だったヘッドライトのプロジェクターレンズが大型化され、バルブがH3CからH1と改められたのも、広い意味で安全性の向上といえるだろう。このとき、エンジン内部にも手が加えられており、クランクシャフトの形状の見直しやシリンダーブロックの一部補強などが図られた。また、リアブレーキキャリパーのシール材も変更された。

1990年2月に発表されたGT-R NISMOはグループAレースを見据えたエボリューションモデルで、タービンは破損の恐れの少ないメタルに変更。コンプレッサーやトリム径、A/R比を拡大し、エキマニも専用設計となって、高出力化に対応した。一方、ABSやエアコン、オーディオといった走りに直接関係ない装備を省略している。ボディカラーはガングレーメタリックのみの設定になっており、フロントバンパー、サイドステップ、リアリップスポイラーなどに、標準車との相違点を見ることができる。また、500台限定販売という希少性から、存在価値が非常に高いモデルである。
(出所:BNR32ベストアルバム、交通タイムス社)


BNR32  - 1989年8月モデル

価格・基本情報
標準車両本体価格 445.0万円(東京地区)
駆動方式 FULL4WD
車名・型式 KBNR32RXFS
トランスミッション OD付5速フロアシフト
寸法・重量・定員・ドア数
全長x全幅 x全高 4545x1755x1340mm
室内長x室内幅x室内高 1805x1400x1090 mm
ホイールベース 2615mm
トレッド(前) 1480mm
トレッド(後) 1480mm
最低地上高 135mm
車両重量 1430kg
乗車定員 4名
ドア数 2枚
エンジン
種類 水冷直列6気筒DOHC24バルブICツインターボ
付加情報
LEV なし
型式 RB26DETT
ターボ IC付きツインターボ
総排気量 2568cc
圧縮比 8.5
内径(ボア) 86.0mm
行程(ストローク) 73.7mm
燃料噴射装置 ニッサンEGI(ECCS)電子制御燃料噴射装置
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン
燃料タンク容量 72L
性能
最高出力 280ps/6800rpm
最大トルク 36.0kg・m/4400rpm
燃料消費率(10/15モード走行) 7.0km/L
最小回転半径 5.3m
動力伝達・走行装置
ステアリング装置形式 パワーアシスト付きラック&ピニオン
タイヤ(前) 225/50R16 92V
タイヤ(後) 225/50R16 92V
ブレーキシステム(前) ベンチレーテッドディスク
ブレーキシステム(後) ベンチレーテッドディスク
サスペンション(前) 独立懸架マルチリンク式
サスペンション(後) 独立懸架マルチリンク式