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New Nostalgic Car 「NNC BUYERS GUIDE どうしても欲しい!憧れのGT-R」
誌名:ノスタルジックヒーロー5月号増刊「New Nostalgic Car」発売:2005年5月10日
出版社:芸文社
ページ:104ページから107ページ
NNC BUYERS GUIDE どうしても欲しい!憧れのGT-R
BNR32スカイラインGT-Rを買いたい
「BNR32スカイラインGT-Rを買いたい」と題したバイヤーズガイドで、ゼル・ファクトリーが紹介されました。
アドバイザーを弊社営業グループマネージャー狩野将秀が務めました。
BNR32スカイラインGT-Rを買いたい
いまだに人気、実力とも一線級の持ち主といえるR32スカイラインGT-R。
だが、初期型ではすでに発売から15年以上となるため、中古車を購入するとなるとトラブルが懸念される年式といえる。
また、現代の車だからと考えていると、思わぬトラブルに泣かされることにもなる。
そこで購入前に考えうるチェックポイントを、ここで伝授しよう。
1989年のデビュー当時、450万円と高価だったBNR32スカイラインGT-R(以下R32)。だがスカイラインもV35となった今、いよいよ手頃な価格になってきた。それも手伝ってか、当時憧れた30代を中心としたマニアは、触手を伸ばしているようだ。平成のクルマとはいえ、初期モノは15年選手。程度によっては普段の足として使えないものもある。安易に選ばず購入の際は慎重にチェックして、価格と照らし合わせて欲しい。 前期、後期にこだわるユーザーが多いようだが、価格は年式や前期後期ということよりも程度によって左右されるのだ89年式でも走行距離が1万km未満のデッドストックものであれば、400万円近い値段になる。反対に最終型のVスペック2でも10万km近い走行距離であれば200万円台にまで落ちてくる。
走行距離が大きな目安になるR32だが、忘れてはいけないのが経年劣化だ。いくら走行距離が短くメンテナンス状態が優れていても、15年以上経てばゴムやブッシュ類は傷んでいる。購入後いずれはリフレッシュさせなくてはならないと覚悟しておこう。
また、今後の乗り方で選ぶ車両も変わってくる。少しでもチューニングを考えているならば、交換すると思われるサスペンションなどは劣化していてもかまわないだろう。しかし、オリジナルコンディションをキープするとなると、経年劣化の少ない最終型ということになる。だが、R32に関しては純正パーツが手に入りやすく、専門ショップによるリフレッシュメニューも充実しているので、パーツ調達はさほど心配しなくてもいいだろう。
購入後はメンテナンスフリーに近いイメージを持っているならば、保証付きのクルマを狙おう。さらに、その後のメンテも合わせて考えれば、ガレージ設備を持ち合わせた専門店での購入がベストだろう。自分に合ったR32を見つけるには、まず安心して購入できるショップ探しを始める必要がありそうだ。
インジェクション世代のR32は、エンジン始動からメンテまで、ごく普通の現行車と変わらない。これほどまでに気軽に乗れるスポーツカーもないだろう。ぜひR32オーナーというものを、味わってほしい。
ADVISER株式会社ゼル・インターナショナル 営業グループマネージャー 狩野将秀さん
自らチューニングしたR32GT-Rを所有し、サーキット走行もこなす実力派。
その鋭い鑑識眼は、同店の厳しい販売基準に見合ったクルマしか仕入れることを許さない。
REPORTER岸上治毅
弊社編集部からGT-R専門誌編集部を経てフリーの執筆者となった、クルマ好きジャーナリスト。
もちろん愛車はフルチューンのR32GT-R
■インテリア■ 走りには影響ないが点検は怠らずに
エアコンパネル液晶パネルが見えなくなるのは定番トラブル。
エアコンの操作パネルは修理可能だが、時計は交換しか対処法がない。
このほか、パワーウィンドーやミラーなども必ず動作を確認しておこう。
ライトスイッチR32のインテリアで最もトラブルが多い個所がここだ。
ライトのバルブが切れていないのに片目になってしまったり、ハイビームが点灯しないといった症状はここが原因。
購入前に必ずチェックしよう。
■エクステリア■ ぱっと見てわかる簡単なチェックポイント
ジャッキアップポイントのつぶれとフレーム修正の跡簡易ジャッキなどでリフトしてしまうとジャッキアップポイントがつぶれ、そこからサビが出てくる。
簡単に直したり交換したりできないだけに気をつけたいポイント。
同じくジャッキアップポイントに洗濯ばさみで挟んだような跡があれば、それはフレーム修正機を使用した証拠。
大きな事故歴があると考えていいだろう。これは絶対に避けたい。
リアフェンダーのサビ2枚の鉄板をあわせてあるリアフェンダーは飛び石によるキズなどからサビが発生しやすい。
裏側からのサビは発見まで時間がかかるので、手を差し入れて裏まで見ておきたいところ。
■エンジンルーム■ 見逃すと後々重大なトラブルにもつながる可能性が
ヘッドカバー脇のガスケットヘッドカバーの縁からオイルがにじむのも典型的なパターン。
これは車両左側に見られることが多いので目視しておきたい。
下回りでオイルの垂れやにじみを発見したらまずここを疑って間違いない。
ショックアブソーバーのずれゴム製のマウントが劣化すると、ショックの頂点が中心からずれてセンター寄りになる。
ずれているようなら購入後交換が必要になる。
合わせて他のブッシュ類もやられていると考えよう。
マスターシリンダーのフルード漏れここも重要点検項目。
フルードは塗装などをいためる特性があるので、対処が遅れている場合は下回りがボロボロになっている可能性も。
対処するには交換かオーバーホールだ。
パワステホース&ラジエターホースパワステのフルードはにじみやすい代表選手。
多量ににじみ、垂れるようではNGだ。
ラジエターホースも経年劣化で硬化している。
ヒビなどを見てほしい。
コアサポート交換フロントからぶつけた事故の場合、コアサポートをまず交換する。
ステッカーのあるなしや塗装の色あせ具合が違うなどが目安だが、これといった見定め方法はない。
■下回り■ 可能ならばリフトアップして目視したい
フロアフレームのへこみ間違ったジャッキアップの仕方や縁石への乗り上げでフロアが凹んでいることもある。
修復しづらい個所なのでこういった車両は購入をひかえてほしい。
他の下回り配管も傷ついている可能性があるぞ。
ミッションオイルのにじみミッション自体ではなくシフトレバー部のパッキンが劣化して、そこからオイルが上がっているのが原因。
にじみが激しくてもパッキン交換で完治するはずなのでさほど心配ない。
ショックアブソーバーの劣化ゴムブーツの破れやオイル漏れは見てすぐわかるはず。
走行距離が伸びている車両は特にここが傷んでいる可能性が高い。
乗り心地は最悪になっているはずだ。
デフのオイルにじみカバーにフィンが付いている前期ものはブリーダーバルブからオイルを噴きやすい。
デフ自体のトラブルではないので洗浄してあげれば問題はないが、気持ちのいいものではない。
メンバーブッシュのヘタリリアメンバーのブッシュには負荷がかかる部分だけに劣化も激しい。
内部に注入されているオイルが漏れていたらアウト。
かなりの交換工賃を覚悟しなくてはならない。
ブレーキローター&キャリパーの状態長期間動かしていない場合はサビがひどくキャリパーが固着していることもある。
ローターは減りが激しかったりクラックがあると交換が必要になる。
事故にも繋がりかねないパーツだけにここは万全を期したい。
■在庫例■ 実際に販売されているR32の価格を比較
標準車 89年 走行約6万km ガンメタ マフラーのみ社外品 189万円

VスペックII 94年式 走行約2万1000km ブラック ノーマル 448万円

標準車 92年式 走行約3万2000km ホワイト ノーマル 259万円

■参考価格モデル■
●89年式 走行約10万km 程度良 120万円
●92年式 走行約7〜8万km 程度良 170万円
●94年式 走行約5万km 程度良 250万円
このあたりが平均的な相場。ここから走行距離の長短、程度などによって上下すると考えてほしい。在庫例はともに走行距離が短いことから相場よりも価格が上乗せされているということだ。仮に最終型のVスペックIIであっても8万kmを超えていると200万円台前半まで下がるというから、年式やグレードのみで一概に価格は推し量れないということだ。
ゼル・ファクトリー〒243-0803 神奈川県厚木市山際587-1
TEL 046-244-1212 FAX 046-244-1818
営業時間 10:00〜20:00 定休日 水曜日
R32、33、34のGT-Rのみを専門に扱う販売店。全国随一の在庫量と豊富な知識を持ち、購入の際はベストアドバイスをくれるはず。在庫にない条件でも探してもらえる。また買い取りも積極的に行っている。
同店で販売された車両は1年間、走行距離無制限の保証付き。在庫は修復歴&外板交換歴なし、走行距離不明なしと素性のはっきりしたもののみを厳選して並べている。エンジンの組みなおしやワンオフチューニングなどアフターメンテに不安材料があるものもNGだ。納車整備では法定点検個所はもちろん、GT-R特有のウイークポイントをしっかりチェックしているので安心。
スタッフの多くがGT-Rオーナーであるというのもうれしいかぎり。ユーザーならではの助言をくれるはず。極上のRを手に入れるならゼルファクトリーが一番の近道かもしれない。